サンリヤン別府四丁目を取り巻くマンション市況

現在、本物件は新築分譲中ですが、そもそも新築マンションがどれだけの量が出ているのか皆さんご存じでありますでしょうか?この「量=市況」を知ることでこのエリアやこの物件の価値や買い時などを知ることができるのです。

早速みていきますが、今回は地下鉄七隈線が開業した2006年以降の統計でみていきます。
まず福岡市全体では、2006年から最近まで(2020年3月末時点)の14年間で637棟36,531戸が供給されました。そのうち城南区だけの新築マンションは、30棟1,343戸となっております。

ここで1つ目のポイントですが、城南区では年平均2棟のみと限りなく少ない供給棟数であることがわかります。さらに、2つ目のポイントは、福岡市内の中でもこの城南区のマンション供給率はこの14年間で僅か4.7%のみ(棟数ベース)と限られた数値となっている点です。

希代のマンションエリア城南区別府

3つ目のポイントは、この城南区の中でも別府駅周辺だけのマンション数(駅徒歩10分圏の物件を対象)をみると、過去14年で16棟829戸のみと、こちらも少ない数値となっています。14年間で16棟ですので、城南区の中でも別府駅周辺物件は年平均1棟の供給ペースと少ないことが特徴的です。

以上のことから、城南区でかつ、別府駅物件の新築マンションは「少ない」=つまり「限りある市況」であることが言えます。

恐らく今後もそう多くの物件で賑わうということはないと予測されるため、同一の条件下で新たな住まいを選べるタイミングは「検討には最良な好機」ともいえると思います。

市内でも数限られる値頃な新築マンション!

続いては「価格」についてです。一生に1度の買物と言われる住宅購入は不慣れな点があって当たり前であり、特に桁の違う価格は高いのか?安いのか?は見極めづらい点があります。そこで今回は可能な限り分かりやすくその価格についてご紹介していきます。

新築マンションの販売価格は、立地や商品、設備仕様、方位、眺望など各物件各部屋でそれぞれ価格がつけられますが、今回は均一性を保つため、「坪単価」(※1)という単価で見ていきたいと思います。

本物件の坪単価は@205.3万円(※2)です。
図1で比較しているのは、昨年の城南区、早良区、中央区の新築マンションの平均坪単価となります。本物件と他の平均値の差が歴然であることが分かると思います。表1のように広さを均一にしても単価が高くなれば、自ずと価格も高くなります。本物件と中央区の価格差は848万円まで差が開くようになります。
昨年の新築マンション平均値で比較すると、本物件の坪単価=価格は値ごろ感があるといえます。

市内でも数限られる値頃な新築マンション!

続いて、この坪単価を福岡市内で分譲中の物件と比較した場合の値ごろ感についてみたいと思います。

表2は、福岡市内で分譲中の駅徒歩10分以内の物件だけを抽出したものです。分譲中の物件は、本物件も含め37物件ありますが、坪単価順でみると、本物件は7番目で市内でも安価な単価であることが分かります。

そもそも、分譲中の物件の70%は坪230万円以上の物件が多い点も特徴的で、その物件の立地、階数、方位などの諸条件で単価の違いはありますが、この広い福岡市内の中でも安く手にできるマンションは限られている!とも言い換えられるものだと思います。

 

※上記のレポートは㈱九州産業研究所の調査によるデータを基に作成されています。また、月日の経過やその他の外部要因による市場の変化により、情報が変化する場合がございますのでご了承ください。(レポート作成時期/2020年5月頃)